yuki

心が痛い
読んでてとにかく心が痛かったです。
斗真くんの行動、暴言に不愉快になっていたのが、だんだんと他人事じゃない感覚に襲われ不安になってきました。
どんなに最低な奴であっても、心の中に住んでいた人がいなくなる寂しさは言葉では表せません。
明日から独りで生きなければならない恐怖。
それは、どんなことにも耐えがたいことだと思います。
そんなことを考えながら読んでいました。
もし自分が同じ立場なら、その恐怖に耐えられるだろうか、と…
すごく心が痛く、奥の深い小説でした。