俺なら、かわりになれる――――。

そう言って彼は涙を流した。





君が嫌い


しゃぼんみたいにムカつくくらい綺麗で


普段は誰よりも強気のくせに


驚くほどもろいアイツが嫌い









「俺で、我慢してよ。」




潤んだ彼の瞳に呟く




「やだよ」








あたしゎ学校の王子様をひどく傷付けた


誰よりも強い王子様を泣かせてしまった。






笑いアリ涙アリ甘々アリ




「じゃあ、もう離してやんね」







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