水泳部に所属する瑞希。スランプに陥り、練習をさぼって何日かたったそんなある日。あこがれだった先輩に、コンビニで再会。クラブのことを聞かれ無言に・・・
いつからだろう
じぶんのわがままやきもちを
閉ざしてしまうようになったのは
幼い頃 母とデパートのおもちゃ売り場で
ほしかった さわってみたかったおもちゃを
じっと ながめているわたしに
「また 今度ね」
「うん。 また こんどね」
幼いわたしは こんどがないことを
知りながら そう 言ってた
そう言って 彼と別れてから 2年がすぎた