ソファ~君の隣で一日中~

作者ふみひこう

いくら傷つこうと阻まれようと、スピードを緩めるわけにはいかない。どうしようもなく高校生だった。恋をした。けど、恋とか愛ってものは、本当に素晴らしいものなのか? 

どうしようもなく若かった。



身を焦がすほどの恋をして、失って、傷ついて。


好きでもない人と付き合って、傷つけて。



伸ばした手が掴んだものは何だったのか。



今となってはもう、答えを見つけることは出来ないだろう。



それでも、走った。ただ、がむしゃらに。