もう何も見たくない

作者tete

誰もいない

先も見えない長い長い道を 

 

 

前を見ながら真っ直ぐに進んで歩けたなら

 

 

 

 

僕はどれ程、幸せだろうか。

 

 

 

 

 

自分の気持ちを 

 

 

 

もっと上手に伝える術を知っていたなら 

 

 

 

 

僕はどれ程、素敵な笑顔で満たされているだろう。  

 

 

 

 

 

僕は 赤茶けた銅箱の中の木彫りの鳥だ。 

 

 

 

 

飛べない、鳴けない、

木彫りの鳥だ。