人にはたくさん種類がある。
明るい子、静かな子、幸せな子、そうでない子。
それと同じように、色にもたくさん種類がある。
明るい色、静かな色、幸せな色、そうでない色。
人と色は似てる。
人にだって、色にだって、“完璧”はない。
完璧になりたいと願えば願うほど、理想とはかけ離れていくのが現実。
すべての色を求め、混ぜ合わせると悲しみの色に変わってしまう。
それが、現実なんだ__。
僕らは、そんな在り来たりの中で生きてきた。
あの時まで。