そう・・・
この朝とこんな出来事が起きなければ
僕は君達と永遠に出会うことはなかったのかもしれない・・・
《始まり》
「わわわ、遅刻する~!!」
どこにでもある慌しい朝の風景
その例外に漏れていない彼、日向 瀬那。
先日、母親の転勤でイギリスから東京に引っ越してきたのだ
「瀬那~早く早く!!転校初日から遅刻するつもり?!」
下の階から聞こえる母の声に急かされる
「分かってる!!あ~もう今日は朝メシいらねぇから!いってきます!!」
こうして彼は《あの》学園に向かった
あの黒霧学園へ