愛は唇で塞ぐ。

作者Mたむ。

――いつから縺れてしまったんだろう。

「……俺は言えない」
「俺は好きだ、」

三人の想いは、募るほどに絡み合う。



「せんせ、あたしせんせーの事好き」



「違う」



「どうして?」



「お前の俺を見る目は、憧れだ」








「……バーカ、傷は深い」





―愛とは、傷付け合うもの。