不況に自殺を決意した兄の所に思わぬ電話がある。それは、兄にもう一度気力を与えるに十分であった。
長引く不況に兄は、自殺を決意する。
ある秘密から弟とも疎遠になった兄には、もはや打つ手がない。そんなとき、フィリピンから出稼ぎに来ているサンから電話があった。それは、思わぬ思い出と希望を与えてくれることになった。