僕が君を愛した理由

作者不二子

.



僕が君に恋したことや、君と過ごしたあの日のことを誰にも話すつもりは無い。


だって君との過去を話すことは、多くの事を僕から持ち去ってしまうから。


君が僕の前から消えてしまったあの日から僕は壊れてしまった。


僕の目の前には今も君が鮮明に映るよ。


でもそれは、君の身代わりに愛した、僕の大切な姪っ子だったんだ。


僕がまだ19だった頃、君は18だった。






僕の姪っ子ももうすぐ18になる。