差し出された手

作者

「愛をください」

少女の声だ。

その声は

「愛」を知らずに

「愛」を欲していた。


『君は…「ナニ」を求めているの?』

男のが問い少女は言葉を繰り返した。

『じゃぁ「愛」をあげるよ』

男の声に少女は手を伸ばした。


少女はきっと君自信だ。