過去と居場所を追い求めるイタリア帰りの少女と 居場所と『意味』を探す不良軍団、別名『屋上部』の高校生が織り成す切ない恋物語です。



「空だけが、あの頃と変わりないから」


そういって、笑った、イタリア帰りの女。



あの時から、俺たちの「あの頃」は始まった…。



『あの頃。』



何気ない日々、その中で笑い合って、

傷つけて、傷ついて。

同じ喜びをみつけて、

誰もが自分の思いに苦しんだ。


自分が自分でいていい居場所を求めて。


必死になって奔走した。


思春期の悩み?


そんな言葉じゃ、収まりきれない事を悩んで、考えて。


時には生きてる理由を求めた。



そんな過去の居場所を探す少女と、自己の居場所と意味を求める青年達の物語。



あなたは、あの頃と呼べる時代を覚えていますか?


今、俺たちが生きているいつか「あの頃」と呼ぶ時を。




携帯小説初の試みで、読みにくい部分等あるかもしれません。

誤字脱字、感想等ぜひお願いします。


一頁でも覗いてもらえれば幸いです。


絵提供:月夜様