監禁系小説。
幼馴染の少女と『ボク』の奇妙な監禁生活。
「ボクは外を見るのが好き。露はボクに外に出させてくれないから、ボクは窓から外を見る」
ある日突然消えてしまった日常。
少年、雨は少女、露に監禁されてしまう。
けれど、露は逃げられない。
「雨は、私と一緒にずっといてくれるよね?」
始まりは晴れた日。
露の家が、焼けてしまった日。
その日から露は壊れてしまった。
「雨兄さんを返して」
雨の妹、雫はナイフを持って兄を探す。
露を殺して雨を返してもらうために。
闇の中、ナイフだけが輝いた。