好きなのに、涼の全部が好きなのに。
笑顔も、意地悪なところも、制服のポッケに手を入れるところも、好きなのに、大好きなのに。
別れたくなんてない。 別れたくなんかなかった-・・。
「俺なら、幸せにするのに」
そんな、男の子まで現れて。
でも、あたし-・・。