ある日アキは、
ライブハウスでギターを弾いていたひとりの男子高校生サエと出会う。
年下で弟みたいな存在だったサエは、
いつの間にかひとりの男性になってて、
お姉さんぶってたアキは、気づいたら恋をしてた。
それはホントにホント
純粋な思いで。
そばにいるだけで
ドキドキが止まらない
そんな恋だった。
長い時間
あたためてきた思い。
お互いすごく大切にしてきた思い。
たくさん積み重ねてきた5年間。
それはふたりにとって
大切な時間だった。
ヒトを信じること。
ヒトを愛すること。
たくさんの思いの中で
何度も泣いて
何度もすれ違って。
運命だとか
永遠だとか
信じていなかったアキは
いつの間にか
その恋を運命だと感じるようになった。