デブスな私と美少女の私~before・after~

作者柊 花怜




“デブス”それが私のアダ名だった



“デブ”で“ブス”だからデブス


それが私の中学時代のアダ名だった




別に気にしてなかった



だけどね?




大好きだった君に言われた“デブス”って言葉はまるで…まるで鋭い刃の如く私の心を突き刺した




悲しかった




苦しかった…




だけどそれ以上に





悔しくて仕方なかった



悲しみと怒り。



どちらで身体が震えているのか分からないほど私は―――




気が狂ったように思った。





いつか絶対に私にデブスって言ったことを後悔させてやる…!!



いつか絶対……見返してやる!





そして私は遂に――――




誰もが認める美少女になった。