お初天神商店街曽根崎心中物語

作者misasa

大阪大学の大学受験に失敗した川崎洋平は、学業の神様が祀られてある露天神社に、参った。

その帰りに、お初天神商店街通りを通って帰っていたら、お好み焼き屋「こてこて」の店主に導かれる。

店主は、洋平が暗く沈んだ様子を見て、温かく励ます。洋平は、こてこての常連となり、そこで、キャバクラ嬢の初音と出会う。

初音は、曽根崎心中を高校時代演劇で演じた時から、曽根崎心中の徳兵衛とお初のような恋愛に憧れていた。洋平を一目見た瞬間、自分の徳兵衛が現れたと思い、恋に落ちる。しかし、洋平のほうは、受験の妨げになることを怖れ、避けようとする。

その後の若い二人の恋愛と、破滅(?)までを描く。