独特の世界観に魅了されました。
まず思ったのが、文章が魅力的！ということです。
若美の性格をアルプスの少女に例えたり、鷹士の動揺ぶりを“俺の心に地震が起きた”と例えたり。そういった個性的な描写が面白かったです。

次はどんな文章が書かれているのか、どんな展開が繰り広げられるのか、わくわくしながらページを進めてました！
飽きずにすらすらと、楽しく読める作品です。

物事を理屈で捉えどこまでも理性的でいようとする鷹士と、子供のように純粋で本能のままに生きる若美。対照的だけど、どこか似ている雰囲気を感じる２人に目が離せませんでした。

不思議な事に、文章を目で追いながら、頭の中には綺麗な景色が自然と浮かんでくるのです。きっと作者様の文章力がそうさせているのでしょうね。
素敵な時間が過ごせました。ありがとう。