全てが謎な彼。_そんな彼に、恋をした。




「あんた、狂ってる」







意地悪なのに、優しくて


歪んだ王とは、まさに彼。





彼には近づいちゃいけないと


分かっているからこそ


好奇心は強く膨らみ、




あたしは、



まんまと猛獣の餌食になった。



手錠も鎖も、何も無い。


あたしを彼か離れないように


縛り付けているものは、一体何?




『お前見てると、虫唾が走る』



_ほら、また。



そんな恐ろしい笑顔で笑うから。







***



_修正中...


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