私と亮輔は、
いくつものすれ違いや、再会を繰り返して…
あの時、
あの時計台の下でお互いの気持ちを伝えたんだ。
なのに─…。
ねぇ亮輔、
聴こえてますか?
私たち似た者同士すぎて笑っちゃうょ。
なんで…
お互い素直になれなかったんだろう…。
2年が経った今。
やっと亮輔のコトを
「大好きだったヒト」
として想える今。
私は小説にするコトにしました。
私が
柏木亮輔と過ごした、
大切な日々を
ここに残します─…。
たった20歳という若さで
突然遠くに旅立ってしまった
大好きな大好きな
亮輔へ─。