ナイフとハートのチョコレート

作者りほ




「生きてるのが、怖いのよ」



水岡紗月、16才高校一年生。



明るい性格に可愛らしい容貌、友達も多いはずの彼女は、その裏でリストカットを繰り返していた。



もう、死んじゃおうかななんて思いながら歩いていた下校中に、ふと、足を踏み入れた木造の喫茶店。



そこで出会ったのは、もう死んでしまったと思われていた、初恋の幼なじみだったのだが―――?



死にたい症候群の少女と記憶喪失の少年の、優しく温かい恋物語。





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