「大切にしても

それは、すぐに消える」



『そんな事ないよ。』




レンはミオに微笑みを返すと

ミオは安心したように目を反らした。


ありふれた風景。

こざっぱりとした いつもの屋上から

2人は何を見て、何を捨て

何を守ってゆくのだろう。