現代は復讐の時代です。
誰もが殺意を持ち、機会があれば、正当に実行してみたいと思っています。
被害者という名の加害者が、羊の皮を脱いだ狼のように正義と愛を武器に襲いかかってきます。
たとえ憎むべき敵を殺したにしても、傷ついた自分の心と、失われた日々は永遠に帰ってはこないのだと、自ら告白しながらもその狂ったような感情をむき出しのまま、もう一つの殺人を犯すのです。
誰もが普通に加害者となっているのが現代の人間不信社会です。
復讐者は自らの手で死刑を執行するべきです。
犯罪者を死刑台に送るだけではなく、自分の手で憎い人間を殺してみるべきです。
血に汚され、それを自分の生きる証とするなら、
新しい裁判員はその手助けとなるでしょう。