それは、一冊のアルバムから始まった。
「あれ、これって・・・・・・」
自宅の書斎を片づけていた青年は、とある古く、シミの付いた一冊の本だった。
開いてみると、古本独特の匂いと同時に中身が久々に開かれた。それはアルバムの様だ。
そこには一人の青年と何人もの女性が一緒に写っている写真が納められていた。
しかし、それを見た青年は言葉が出なかった。
写っている中には10代前半に見える女の子や20代前後の女性まで年齢層が幅広く共通点が無かった。
唯一の共通点
それは、皆が着ている服だった。