闇霧を抜けた元殺し屋、通称「猛黒のジェイ」と呼ばれていた美青年・ジェイ。
自分の元リーダーである闇霧の黒幕の謎の男・ロードと、そのロードに信頼を『2番目』に得た闇霧の幹部の1人である美少年・ザードから、ジェイは命からがら逃げのびた。
――背中に深く酷い傷を負いながら。
その翌日、一方国では、国の中で最も裕福な貴族だったカルマン家は、カルマン家主人が謎の蒸発を起こし、更に主人と共にカルマン家の財産殆どが消えていた。
そう、カルマン家はたった一晩で最高位の貴族から、最低位の貴族に成り下がってしまったのだ。
そんな訳で、何故か15歳で貧乏貴族カルマン家の当主となってしまった通称「平凡姫」の少女・ルーティ。
数少ない5人の執事・メイドと協力しあいながら現在までなんとかやってこれたのだが……?