Μёёиа

私は誓う。ここで、私なりに戦い抜くことを。
代々お寺である家に継がれているとある石
それを受け継いだ女の子が、突然幕末の時代にタイムスリップしてしまうところから物語が始まります

命の取り合いが日常
生きるために戦う
あまりにも変わりすぎた日常に混乱してしまうも、この時代で新撰組の者たちと触れ、自分のなかで気持ちを整理し、彼女はやがて自分の生きるべき道を見出しはじめます

突然環境が変わってしまえば、しかも独りとなれば本当に不安で仕方ない。
受け継いだこの石は一体どういったものなのか
読者とともに、主人公の不安に揺れる心を巧みに表現してあると思います。
どちらかというと心理描写で物語を読ませる作品という印象でした

描写があまりなく、話がめまぐるしく展開していく印象も受けました

石に関してもタイムスリップなんてさせてしまうほどのもの、もう少し不思議感をにおわせるような伏線があって欲しかったです
例えば過去の伝承など……新撰組の話も会話でちらっと出ただけでしたし、もう少し長くなってもそれらを冒頭に入れるだけでもだいぶ違うんじゃないかと思います

これから展開がどうなるか結末を楽しみにしてます