雷雷鳴のごとく光はなち舞い降ちし狼飢える獣のごとく一人を好み火燃え盛る炎のごとく熱く生きしものその者の名を闇は雷狼火と呼んだ。
「俺の命は仲間のためにある…」
仲間の為に闘い
仲間の為に散っていった男
“白狼”
そんな男の後を継いだのは
気高く美しい少女
稲穂のような黄金の髪
夕日のような美しい瞳
白銀の衣は大地をかけ
“少女”の存在を地に轟かせた
そんな少女を人々はこう言った
“賢狼”