あの空と臆病な君。

作者優梨



あ  の   


臆 病 な  君。



屋上で寝るのが


毎日の日課だった。


そんなある日


1年生の女が


同じ場所にやってくる。


屋上と部室で静かに流れる


奇妙な2人きりの時間が


今、始まる。



『お前、よくここに来るよな』



冷淡男児


×


臆病女児



『す、すいません。すぐ帰ります』