神崎 蒔音は中学3年生


吹奏楽のサックス奏者だった


10月になり、吹奏楽部の3年生は引退した


蒔音はまだ「恋」をしたことがなかった


そんなある日


吹奏楽部の顧問の菱咲先生に「卒業式の曲を作ってくれ」と言われ引き受けた


そして、放課後。


音楽室からピアノの音が聞こえてきた


扉を開ける


そこにいたのは―――……