第1章[思い出]

作者みきな

大きな産声が広く大きな病院に響き渡る‥




良かった‥

健康な子だ‥
















お母さんはこう思ったのかな‥











私は聴覚障害者と聴覚障害者から産まれた子だ‥
















お母さんには私の産声すら耳に出来なかった‥





ほんとは聞きたいのにね‥















私は病院内で有名になった‥

聞こえない人から産まれた健康な子‥





お母さんとお父さんの耳の変わりを勤める子‥








でも私はこの時は幸せ者だった‥





みんなに抱かれ

ちょっと喋ったら

誉められ

うるさく泣いても

怒られず

笑っただけで

向こうも笑う



この時は全然叩かれたりしなかったよね‥