あおまゆこ

人を愛する意味
まず始めに思ったのは非常にメッセージ性の強い作品だな、ということです。

恋人への深い愛情や家族や周囲の人々の暖かさなど、たくさんの愛が描かれていく中で味わう喜びと、それらを失ったときに陥る哀しみ。作者様があとがきで言われている様に「後悔」も強いメッセージ、またテーマとして上手く表現されていたと思います。

正直、啓冴が愛羅と早い段階で結ばれた(付き合った)のでこれ以降は、よくある甘×甘なストーリー展開になっていくのかなー、と思っていたのですが良い意味で期待を裏切られました。


決して読んで後悔のない作品です。

切なさの中にも確かな愛を感じる、あたたかなお話でした。