昔から、いくつもの童話を見てきた。
その中でも楽しいもの・そうでないものに分けられ、
楽しいものは何度も読み返していた。
幼い子供の頃に抱いた夢も希望も、
階段を踏んでいくにつれてその夢も薄れていった。
これが本来あるべき現状なのだろうか。
何かに夢中になったり、恋をしたり、
きっとたくさんの思い出が脳裏に残っているはず。
その時に、一度は夢を持っていたのかもしれない。
語り継げないほどのたくさんの夢を…。
そんな無邪気だったあの頃の記憶なんて、
まるでなかったかのように忘れさられてしまっている。
それが何故だかも分からない。
悲しすぎる―――…。
こんな毎日の性格に何も感じなくなった者を、
変えてくれる人がいるなら…。
たとえ悪魔でも、魔女でもいい。
思い出させてほしい―――。
昔のような気持を―――――…。