*無音の楽譜*

作者тiβi


この世界はたくさんの

音で満ち溢れている。


笑い声


泣き声


怒鳴り声


いろんな音が耳に入ってきて

私の頭の中で振動する。


「奏ってホント歌が

好きだよねー」



それが周りから見た

私の印象。



そう思われるのは嫌いじゃない。



だけど



あの日…あの事故以来



私は一人



無音の世界に

取り残されてしまった。