鈴虫と、友情と。―大切なモノは、ありますか?
…せめて、秋までは。
願いを叶えるために、
少年は、走る。
ほんのすこしの友情が、
全てを動かす。
「オマエのために」
「助けてやる、って言ってんだよ」
「死にたいのか?」
鈴虫の鳴き声とともに。