長崎市から少し離れたところに
多賀島という小さな島があった。
そこはかつて誰もが憧れる
夢の島だった。
-1950年代-
そこは東京をも超す人口密度を誇り
時代の最先端を築いていた。
たくさんの人があり、たくさんの愛があった・・・。
しかし、ある出来事が原因で
人々の生活が狂い、島もどんどん活気を失った。
私はその中で
自分をつくっていった・・・