流れ星 (作詞・作曲 吉田貴之)

作者タルト

乾いた街には靴音だけが鳴り響いてる。行き交う人たちは本当に何か得られたのだろうか。

僕らは時間に背を押されながら、つまずかぬように、転ばぬようにやり過ごしている。

ねぇもう届かない光なんて、生きてくルールの中で息をして、確かなものがこの手に欲しいだけだから。

夜空の傷跡がまた1つ、誰かのこぼした涙のしずく、一瞬の輝きだけ今夜も僕らは探している。

見慣れてた景色も少しずつ変わり続けてる。その度昔を少しだけ思い出してしまう。

あの時傷だらけで越えていたフェンスも、扉から鍵をあけ悠々と入れるけれど、

叫びたい気持ちを抑え続け、走るよな毎日にすり減らしてく、明日もまた憎らしい太陽は昇ってくる。

星に願いかけてたあの頃、今じゃアスファルトに目を背けてる。見過ごしてきた分、今夜だけでも空を眺めてみよう。