AZHAL―アズハル―

作者璃凛

オアシスの国の神に愛でられた教皇、アズハルと、その騎士リヒトは、謎の少年レイの出現を機に大きな波乱に巻き込まれる。

その昔、とても遠いある大陸に

それは美しい教皇様がおりました。


その髪は黄金に光り輝き

その瞳は朝焼けの陽の光のごとく

赤い色を帯びていました。


神様は彼が生まれたとき、

祝福と共にこんな名を授けられました。


暁の光の瞳を持つ、輝ける子供。


―「アズハル」と。


これは、そんな教皇様の物語。