オアシスの国の神に愛でられた教皇、アズハルと、その騎士リヒトは、謎の少年レイの出現を機に大きな波乱に巻き込まれる。
その昔、とても遠いある大陸に
それは美しい教皇様がおりました。
その髪は黄金に光り輝き
その瞳は朝焼けの陽の光のごとく
赤い色を帯びていました。
神様は彼が生まれたとき、
祝福と共にこんな名を授けられました。
暁の光の瞳を持つ、輝ける子供。
―「アズハル」と。
これは、そんな教皇様の物語。