さながら人生そのものが『斜塔』のようになってしまった、不安定な中、そろり息をするように生きる、ある男の物語。
心について、よく考える。
大抵の人は
両親に愛されたという事実から、
「自分は愛される人間である」という、
その自信の上に人生を築いていく。
でもその「当たり前」がなかったとしたら?
「土台」がぐらぐらしてたなら?
さながら人生そのものが
『斜塔』のようになってしまうと。
不安定な中、そろり息をするように生きる、
ある男の物語。