薔薇の唇【完】

作者黒枷

もっともっと私を壊して・・・・。魔術師とゴスロリ嬢の物語。



「今夜もお前が先か・・・。」




甘く低い声で轟くあなたにまた私は加速を増してく・・・・




「憎たらしい・・・・。」





でもあなたはそう呟きながらまた哀しみを私に埋め込む。





それを受け止めながら涙も流れず、





ただ愛し合う悦びとあなたのぬくもりで壊れて果てたい





私はおかしいのでしょうか?





甘い雫に白い肌が浮き立ち、





苦い愛を感じあう・・・・・





それはきっと・・・・・・