紙飛行機と秘密基地

作者谷 紗希菜

少年は想いを、

少女は泪を、

吐き出しに行く。



「…どうしたの?」

「…何であんたがいるの。」

「んー…、内緒?」

「なにそれ。」




拓、私は――…。