杏樹ミナト

ツンデレ
他人に怖がられてしまうけど実際は素直になれない不器用な主人公・沙頼と、彼女より2つ年下で、弟の親友である壱瑠の初々しいピュアな恋物語です。沙頼がまだ中3だった頃、廊下で出会った2人。「怖い人じゃない」と初めての言葉を壱瑠からもらいます。名前も知らない壱瑠にときめくも、接点がお互いに全くない。高2になりそんな状況のまま、弟の遼太郎に親友と一緒に勉強を教えてくれと頼まれて…―?

序章として、まず夢から入って行くというアイデアがいいと思います。夢という回想は、何か忘れかけていたものを意識せざるを得なくなるので、そこから物語が展開を繰り広げるという設定が、私見ではありますが、読み手を惹き付けるでしょう。

内容もストーリーとしては入り安く、読みやすかったです。沙頼が不器用な設定ですから、性格が柔らかい慧とマッチしてました。遼太郎も、沙頼の性格の不器用な部分を引き立てて、いいキャラだと思います。

まだ序盤で、壱瑠の出番が少ないですが、小さな行動やセリフから沙頼を想う気持ちが伝わって来ました。


これからどう展開していくかが楽しみです。頑張って下さい(^m^)