いつだって一人だった玲に一つの小さな命が宿った。そして、ソレと同時に大切だった彼が離れていった―――。
―――あの頃のあたしは
幸せだった。
けれど、たった一つの過ちで
世界は一変した。
「高校生なのに、
親になんてなれねーよ。
・・・・・・別れよ」
この子さえ居なければ、
あたしともう一度やり直してくれる?
いつだってあたしは
一人ぼっちだった。