「中二病」って辞書で引いてみた

作者清水加奈子

中二病男子っていいよね!という主張のもと、中二病をコンセプトに「あいたたた」な表現をふんだんに盛り込んだゆるゆる恋愛小噺です。

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突然自分を選ばれし者だと思い込む


突然「修羅」「羅刹」「漆黒の闇」とか言い始めちゃう


突然謎の技を発案し使い始める


突然知りもしない洋楽を聞き始める


突然窓の外を見て「嵐の予感だ…」と呟き始める


突然だるそうな問題児を演じ出す


10年後に思い出したら確実に羞恥のあまり死にたくなりそうな症状の数々が見られる、健全な中高生…主に中学2年生辺りが陥りやすい病気。浅かれ深かれ誰もが通る道。


それが「中二病」です。


かくいう私の幼なじみもまた、「中二病」だったのです。



「中二病」って辞書で引いてみた



これは私と、「中二病くん」の、

なんてことないちょっとした恋の物語。