背中合わせで"おいで"と呼びあう、そんなふたり。
伸ばされた手に、のせた手。
拒めない事、知って。
私を誘うの。
甘い声で、吐息で。
快感を求める私はとても滑稽。
それでも良い、なんて。
逃げようと思えば逃げられる。
そう、扉は開いたまま。
今日もまた布が擦れる音が響き
私は甘く苦い蜜を知る。