ある日の夜

作者優章




ベッドには知らない男の香。


少し残った温もりがより一層虚しさを感じさせる。




只今午前9時半―――――。






遅刻して登校するのにはもう慣れた。



先生だって、何も言わない―――――――――。




遅刻する事さえ除けば、



成績優秀、スポーツ万能、美人でスタイルもいい。




ただ、私には午後11時以降の記憶が、ない。





そんな私を変えくれた―――――――――――。