貧乏でも幸せだった、高校生の華恋はある日を境に人形になろうと誓う。たくさんの人に裏切られながらも、大切な人を見つける華恋に訪れる奇跡とは……?
「はい」
「いいえ」
顔も身体も綺麗な君は
瞳の輝きを失っていた。
「君は感情がないんだね」
「感情のある人形はありません」
君は、自分を人形とよんだ。
【私が人形になった日】
「もしかして君は、昔は
ムードメーカーだったんじゃない?」
「………」