それでも人魚の命は儚くて

作者柊雅

「僕が言ってることは非科学的に分類されるのはわかってる」




「でも、本当に見たんだ。この目で」



「溺れかけた僕の腕を引っ張って助けてくれた」





「今度は僕が君を守る。人魚が僕を助けてくれたように」




小さな島で出会った


人魚に助けられた少年・海翔(かいと)



17歳までしか生きられない人魚・湖(うみ)




初の第一作目!切ない純愛物語





   



   それでも人魚は儚くて







   「人魚はやっぱりいたんだよ」