リコは昔から
白黒はっきりつけたがる子で…
「゙わからない″じゃないでしょッ!はっきりしなさいよ!」
「だめよ!ハルは黒が似合うんだから、白はだめよ!」
「違うっっハルはこっちよ!」
私が服で悩んでいると
必ずリコが
私の変わりに服を選んでくれた。
リコは、優柔不断な私とはまるで比べものにならないくらい、物事を決めるのが早かった。