ある夏、少年・松原罷羅はないはずの道を発見してしまった。


ある時、少女・華音は老人に席を譲り、その本を手にしてしまった。


ある日、少女・彩は、罷羅の異変に気付いてしまい、後をつけてみる事にしたのだった。


複雑に絡み合う全ての縁。


―そうして彼らは旅に出る―


様々な人物の視点から始まる

スローペースな長編ファンタジーです。