「ヒーローになりたかった」
近衛天人はそんな夢を持っていた。子供の内に抱いては消える淡い夢。
その夢が薄れ、忘れかけていた彼にある日転機が訪れる。
同年代であろう少女に突然襲われ、夢見たことしかない不思議な力を使われ、その力が天人にも秘められていることを告げられる。
その超人的な力を見せられた天人は、諦めかけていた夢を再燃する切っ掛けとなり、少女の目的を訊きだし、それに全面的に協力を申し出た。
すべては夢のために。